『亡霊』に気をつけましょう。

はまかぜカードバトルチャンピオンシップ2010】(今後HCC2010と略します)に参加されます皆様。
使用デッキはお決まりでしょうか?
それとも構築・調整中でしょうか?

わたしは未だに調整を繰り返す段階で、なかなか絞りきれません。


そして皆様。構築する際に『亡霊』に惑わされる事の無いようにお気をつけ下さい。


『亡霊』


バトルスピリッツ】を例にして話しますが、今現在で幾つもの『亡霊』が存在しています。


一番わかりやすい例えは『大天使ミカファール』


この時点で『亡霊』の正体はおわかりでしょう。


そう。過去に鮮烈なイメージを残して去っていったデッキが、あなたの構築を「金縛り」のように縛り付けてしまう事があるのです。

『ミカファール・ターボ』
『ヴァリエル・チェイン』
『表彰台』

制限等様々な理由で使用できなくなってしまったデッキ。

それらの構築を代替品を用いて考えてみても、単なる劣化版に過ぎません。
しかもその劣化版のほとんどは厳しくなった条件下でしか発動しなかったり、相手に依存する部分が増えてしまったり・・・・

結論を言えば、ホンモノとは雲泥の差になります。


過去のイメージに惑わされてはいませんか?


制限カード」ばかりが『亡霊』ではありませんよ。


ある強烈なメタカードの存在によって、その得意能力を奪われてしまったデッキの『亡霊』も厄介です。

例えば“一角魚モノケロック”や“極帝龍騎ジーク・クリムゾン”環境に、完全に過去のモノとなってしまった『亡霊』デッキタイプに縛られてはいませんか?


環境とは変化していくものなのです。

栄華を誇りながらも滅んでいった恐竜と、その1000分の1ぐらいの大きさながら生き延びた鼠の差はナニ?


環境の変化に付いていけず(いかず)に、過去のデッキに縛られてはいませんか?




そして感覚的・視覚的『亡霊』


主にアニメで使われたカードなどが、ソレに当たります。


現実的には使いづらかったり、かなりの鬼引きが必要であったり。

アニメの演出効果でもの凄く強く見えたカードに騙されてはいませんか?




そして最後・・・・・これがある意味“最悪”の『亡霊』


“独自的解釈”もしくは“自分の我”と言う『亡霊』に憑依されてはいませんか?


ネットで検索したらいろんなデッキが見つかります。
もちろん私のブログにリンクさせてもらっているサイトにもイッパイ優れたデッキが載っています。

そのデッキはもの凄く参考になると思います。


そして・・・・・そのデッキを独自的解釈でマイナーチェンジしていませんか?


デッキを構築する時はたった1枚のカードの入れ替えにも気を使うモノです。
そして1枚の入れ替えでガラっと意味が変わってしまう事も多々あります。


そもそも、元のデッキ構成を本当に理解した上での変更でしょうか?

デッキに入っているすべてのカードの枚数、種類、採用理由を論理的に説明できますか?


学ぶべき時に“自分の我”というのは非常に厄介です。
この手の『亡霊』は成長を妨げる上に、デッキを弱くしてしまう事が大多数です。



過去のデッキと言う『亡霊』
感覚的・視覚的な『亡霊』
独自的解釈・自分の我と言う『亡霊』


これらにはお気をつけ下さい。

よくこれらの『亡霊』に憑依されている方をお見かけしますので・・・・