キーワード能力【暴風】

密かに最近の環境で気になっている事。


それは昨年の9月8日の記事にも書いた【暴風】の評価が、微妙ながらも以前に比べたら可能性は出てきたのか?って。


ちなみにその記事。

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なぜなら【暴風】には悲しいかな相手依存が多すぎて、戦略的に計算しにくいんですよね。


1.【暴風】を持つスピリットでアタック

2.そのスピリットを相手がブロック(相手依存)

3.【暴風】発動

4.疲労させるスピリットを相手が選択(相手依存)


とまぁ発動条件も相手依存なら、スピリットの選択も相手。
これでは自分で疲労させたいスピリットを選択できる“シャ・ズー”のほうが万倍強いですよね。

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あまり書きすぎると『夢』が無いと思ったので、前回はこの程度の酷評で済ませました。
でも本音を言えば【暴風】なんぞ“エメラルドシーザー”にも劣ると考えていました。


ちなみに【暴風】スピリットの中でも“輝虹翼戦士ジュエルグΣ”は、そこそこ面白いと思っていましたが、その強さは【暴風】が強いのではなく、スピリットの効果(LV2)ゆえに【暴風:2】とライフ2の2択を迫られるという意味での強さと考えていました。


個人的には昨年9月の段階での話ですが、各属性に2個ずつある12のキーワード能力の中で【暴風】は「最弱」と考えていました。


しかし記事の直後の9月10日に構築済みデッキ『馬神ダンデッキ 太陽の合体ドラゴン』が発売され《ブレイヴ》が導入されました。

今までの常識は覆され、新環境に突入したわけです。


単純に考えればですが、2枚のカードで2体のスピリットであったフィールドが、2枚のカードで1体の合体スピリットとなる環境です。

戦略上2体のスピリットとする場合もありますが、基本的にフィールド上に存在するスピリットの頭数は減少しています。

そしてスピリットが簡単にダブルシンボルになってアタックしてきます。
そもそもライフが5個しかないのに、一撃2点のアタックが飛び交う環境となりました。


効果を活かせば“巨蟹武神キャンサード”など一気にライフ3をもぎ取っていきます。
現環境なら簡単に「ライフで受ければ大丈夫」とも言えません。


フィールド上のスピリットの頭数が少なく、またライフで受けた時のダメージが大きい今の環境は、以前に比べるとですが【暴風】を活かせる可能性が見えてきたとも思えます。


ただし【暴風】の効果で相手を苦しめるのは時間軸的に遅く、現在の高速環境に付いていく事が難しいのは相変わらず。
よって「あくまで可能性が出てきつつある」だけで「ガチでいける」とは思っていません。


ただ密かに【暴風】がファンデッキやロマンデッキの類から脱却する可能性が出てきたのは歓迎できるかとも思っています。

多種多彩である事もカードバトルの魅力のひとつですから。


と言うわけで現在の私的な『最弱』キーワード能力は、今は【呪撃】です。
【暴風】は評価を1個上げてブービーになりました。(まだ弱ッ・・・・


賢明な閲覧者様は、すでにお気づきかと思いますが今日の記事は明日の記事に続きます。
明日は9日のショップバトルの優勝賞品“鳥獣烈神ガルード”について考えてみます。