キーワード能力は数値加算ＮＧ 色を増やすはＯＫ
今日は先週と先々週のショップバトルで実際に遭遇したり、また質問があったルールについてルールナビに確認しましたので、その内容を記事にしたいと思います。
ショップバトル時には公式ＨＰ等で確認した上で進行しており、ミスジャッジは無かったのですが理解を深めるためのモノとしてお考え下さい。
Ｑ１．“北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン（合体状態ＬＶ３）”で相手の「合体スピリット」をＢＰ比べで破壊した。“北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン”の【合体時】Lv3『このスピリットのアタック時』効果で、今破壊した「合体スピリット」から分離した「ブレイヴ」を破壊できるのか？（先々週のショップバトルで遭遇）
Ａ１．できません。
解説
バトルの流れを公式からおさらいします。
１．アタック宣言（アタックしたスピリットが疲労し、アタック時効果が発動する）
２．フラッシュタイミング
３．ブロック宣言（ブロックしたスピリットが疲労し、ブロック時効果が発動する）
４．フラッシュタイミング
５．バトル解決（ＢＰを比べ低い方を破壊する）
６．スピリットの破壊
７．バトル終了
（バトルスピリッツ コンプリートカタログでは「５」と「６」がまとめられ「６」がバトル終了になっています）
“北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン（合体状態ＬＶ３）”の効果発動条件である「ＢＰを比べ相手のスピリットだけを破壊したとき」は「５」のタイミングで発動します。
このタイミングでは相手の「合体スピリット」は破壊状態であり、まだトラッシュに送られておらず、まだ「ブレイヴ」を分離する事ができません。
そして“北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン（合体状態ＬＶ３）”の効果を含む「５」のタイミングで発動するすべての効果の処理を終えてから破壊状態のスピリットが一斉にトラッシュに送られます。
そして「合体スピリット」がトラッシュに送られる時に「ブレイヴ」を分離し、スピリット化する事でフィールドに残す事ができます。
よって“北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン（合体状態ＬＶ３）”の効果発動後に「ブレイヴ」がスピリット化する関係上、その効果での破壊は不可能です。
Ｑ２．“巨蟹武神キャンサード”を【装甲：緑】を持つスピリット２体でブロックした場合、バトルするスピリットはアタック側とブロック側のどちらが選ぶ？（先週のショップバトルで質問）
Ａ２．“巨蟹武神キャンサード”側（アタック側）が選びます。
解説
【装甲】は相手の「スピリットを対象とした効果」を無効化します。
この効果は「相手」に対する効果で「スピリットを対象とした効果」では無いので【装甲】では防ぐ事はできません。
Ｑ３．【合体時】に効果で【暴風：２】を与える“千刀鳥カクレイン”を【暴風：１】を持つ“ジャコビーノ男爵”に合体させたら【暴風】の数値はいくつになる？（過去記事から改正されたようなので再記）
Ａ３．【暴風：２】になります。
解説
『キーワード能力』の数値は加算（重複）されません。
よって加算されて【暴風：３】になる事はありません。同様に【聖命】を持つスピリットが【聖命】を与える“オニユリン”と合体し、相手のライフを減らせても自分のライフにコアを２つ置く事はできません。
多い方の数値を読み取って下さい。
また現時点の裁定（考え方）ですが、仮に【強襲】を与えるブレイヴが出たとしても数値を加算する事はできません。
Ｑ４．Ｑ３を踏まえて【装甲：紫／緑／白】を持つ“デュラクダール”に【装甲：赤／紫】を与える“フェンリルキャノンType-B”が合体した場合は【装甲】は加算されないのですか？（Ｑ３の裁定が変わった事もあり確認）
Ａ４．“デュラクダール”＋“フェンリルキャノンType-B”の合体スピリットは【装甲：赤／紫／緑／白】になります。
解説
公式ＨＰの『カードＱ＆Ａ』にある「カード効果 汎用 【装甲】編」のＱ１０に「【装甲：赤/白】を持つスピリットに“BS03-X10 凍獣マン・モール”のLv2・Lv3効果でさらに【装甲：赤/紫/緑】を与えることはできる？」に対し「はい、できます。【装甲】を複数持つことはできませんが、1つの【装甲】として指定された色を増やすことができます。この場合は【装甲：赤/紫/緑/白】になります。」とあります。
「ブレイヴ」による合体もこのケースに当てはまり【装甲】として色を増やすことができると考えられますので、【装甲：赤／紫／緑／白】になります。
現時点では数値が加算される事はできませんが、色を増やす事はできます。
仮にですが【氷壁】を与えるブレイヴが出たとして、元来【氷壁】を持つスピリットとの合体で色を増やす事も現時点の解釈では可能と言うことになります。
とりあえずこの２週間のバトルで起きたルールに関する記事はココまで。
来月には新弾が出ます。
早くも先行公開されたカードもあります。
すでに過去に無い効果も判明しており、早く公式からの回答を聞きたいのですがこれらは発売後に。
