文具ロボ ステイショナー

新弾の発売が近づき、公式HPやVジャンプ、ケロケロAで新カードの先行公開が始まっています。

時間的な問題や自分自身の考察力の限界もあり、すべてを考察するのは不可能でしょうが、個人的に「気になるカード」を無理せず少しずつ考えていきたいと思います。

あくまで「気になるカード」なので「強いカード」とか「使えるカード」には当てはまらないかもしれませんが〜


今回取り上げます「気になるカード」は“文具ロボ ステイショナー”です。


“文具ロボ ステイショナー”
ブレイヴ
コスト4(軽減:黄2)/黄/動玩<1>Lv1 3000 <0>合体+3000
合体条件:コスト4以上
【合体時】『このスピリットのバトル時』
自分がマジックの効果を使用したとき、その効果発揮後、使用したマジックのコスト以下の相手のスピリット1体を破壊する。
シンボル:黄


ショップバトルの参加賞で「黄属性」のカードが配られるのは2009年春の“天使ドミニア”以来、実に2年ぶりとなります。

黄色のカードは単体ではなく、コンボ化して強さを発揮する場合が多いです。

“文具ロボ ステイショナー”もその類です。


ではいつも通り「1.シンボル」「2.合体条件」「3.効果全般」「4.コスト&軽減」「5.BP加算値」の順で見ていきます。



「1.シンボル」

ありますね。
コレだけでマジック“ダブルハート”と同じ。
ありがたいです。



「2.合体条件」

今までの参加賞“冥車輪ブェール”と同じく「合体条件:コスト4以上」ですね。
主流と言いますか、平均的な数値であります。
こちらも合格点。



「3.効果全般」

召喚時効果は持ちませんが、非常に個性的な【合体時】効果を持ちます。
「マジックの効果を発揮した後、使用したマジックのコスト以下の相手のスピリット1体を破壊する。」と言うのは、マジック中心の色でありながら「除去」が少ないのがネックと言われ続けた黄属性にとって、非常に楽しみな効果です。


そもそも黄色は【光芒】の効果でマジックを使いまわせたり“魔導女皇アンブロシウス”のような特殊な使い方ができたりと実に多彩です。
うまく“文具ロボ ステイショナー”の効果を絡めれば楽しいことが起きるかもしれません。


さて「使用したマジックのコスト以下の相手」である以上コストの大きいマジックほどその射程が広がります。
現在最大級のコストを持つマジックはコスト10の“ロイヤルストレートフラッシュ”ですが、流石にコレは非現実的か?
無理矢理考えると“堕天使ミカファール”でドローと引き換えにトラッシュに送り、効果でトラッシュから発動・・・・・・夢すぎますね。
貴重な40枚の枠に入れれるカードではないです。


コスト8には“ダブルハート”と“ハイエリクサー”と“シャイニングマジック”がありますが、“ダブルハート”はブレイヴで十分なので入る枠は無く、“シャイニングマジック”も普通マジックを回収したいのなら“トリックスター”か“妖精神官アンドロメダ”を考えます。こちらも枠は見当たりません。
となると唯一現実的なのは“ハイエリクサー”ですね。自らのライフを2個増やし、なおかつ“一角魚モノケロック”+“砲凰竜フェニック・キャノン”を破壊!!!決まれば思わず「ドヤ顔」が出るファンタスティックなコンボ!!!


それと先行公開の中にある“ソーラーブレイカー”ですね。「ルナランドウ」デッキに対しメインステップでなら「【氷壁】を持つ“甲蟲武神ギラファ・ランドウ”を破壊、もし“ソーラーブレイカー”で破壊できないタイプのデッキなら合体スピリットのBPを大きくアップしつつ“文具ロボ ステイショナー”の効果で“飛鋼獣ゲイル・フォッカー”+“騎士王蛇ペンドラゴン”等コスト9以下のスピリットを破壊!!!」

まぁ現実的には白昼夢に匹敵していますが・・・・・


さて真面目な話に戻り【装甲:黄】は“侵されざる聖域”による付加を除けば、ほとんどのデッキには無い。
黄色が除去を得るこのブレイヴは面白いと思います。


現実的なコンボを考えるなら【光芒】+“アルカイックスマイル”かな?
合体前のスピリットやスピリット状態のブレイヴを狙ってみたいです。

そして“魔導女皇アンブロシウス”+“グリームホープ”で大量破壊かなぁ?


まぁ個人的に“文具ロボ ステイショナー”の効果には夢と可能性を感じます。



「4.コスト&軽減」

コストは“冥車輪ブェール”と同じ4ですが、なぜか軽減が2!?
黄色には優秀な0コストスピリットもいるので早いです。
優秀だと思います。



「5.BP加算値」

BP3000は黄色なら仕方ない・・・・・と思いましたが、これも“冥車輪ブェール”より1000多いんですね。
と言ってもスピリット状態では“砲凰竜フェニック・キャノン”や“砲竜バル・ガンナー”にアッサリ消されます。
まぁ黄色ならではです。



と言うわけで、いろんな引き出しを感じるカードと思えます。


ただ・・・・思えるだけで、現在の高速環境にどこまで対応できるか・・・・
難しいのですが、先日の“超龍皇アルティメットドラゴン”や“天地神龍ガイ・アスラ”と同じく、専用デッキを考えてみたくなるカードです。