麒麟星獣リーン

私もいろんな方のブログをチェックしてますが、カードの評価や新制限の予想など私とは全く違った視点で書かれていて非常に参考になりますね。


私のレベルでは特に面白い記事も書けませんが、先行公開されたカードについてまったり考えてみたいと思います。



麒麟星獣リーン”


スピリット
スト2(軽減:1)/黄/戯狩・想獣・星魂<1>Lv1 3000 <2>Lv2 4000 <4>Lv3 5000 
Lv1・Lv2・Lv3
このスピリットは、合体条件を無視して合体できる。
Lv2・Lv3『このスピリットの破壊時』
このスピリットと同じ系統を持つ自分のスピリット1体を疲労させることで、このスピリットは回復状態で自分のフィールドに戻る。
【合体時】Lv3
このスピリットに、自分のスピリットすべてが持つ系統すべてを与える。
シンボル:黄




先日の2枚に続いてテキストが判明した新Xレアです。


なんとまぁ、驚愕の2コストXレアです。
個人的には“魔界七将ベルドゴール”が発表された時を思い出します。
ちょうど1年前ですね。あの時も3コストと言う軽さゆえに「先行1ターン目に出せるXレア。」「軽いから紫に限らずいろんな色で採用できる。」など囁かれました。


言うまでも無くコスト、軽減は合格点。
更には初の系統3つ所持。しかも「戯狩・想獣・星魂」と、どれもがサポートの多い主系統です。
サラブレッド」って感じですね。。。。。名前は馬じゃなく麒麟ですが。。。。


BP値は低めです。最高BPでもサジッタフレイムの範囲内。
まぁこの辺は「2コストですから」って感じですね。
ゆえに召喚直後の返しのターンに消されないよう注意が必要です。
先行1ターン目に出してイキナリ後攻1ターン目に“アクゥイラム”に【激突】されたり、その後でも“星海獣シー・サーペンダー”に消されたりです。
と言うわけで除去対象になりやすいので気をつけましょう。


とりあえず効果は後回しにして「2コスト」である点に着目すると、現在「2コストデッキ」は主流デッキのひとつです。
“ウィッグバインド”と言うリーサルウェポンの存在もあり、大阪CSでも多くの方が使用されました。
麒麟星獣リーン”も旬である「2コスト」なので、そのままの採用もありえます。
破壊されても“ハイドランディア”で再召喚が可能ですし、“ローヤルポーション”を絡めた波状攻撃も強力です。
単純に強いです。



更に更に効果も面白いですね。


Lv1・Lv2・Lv3
このスピリットは、合体条件を無視して合体できる。


2コストにして“牙皇ケルベロード”とも合体できるのですね。
評価できます。多種多彩なブレイヴとの合体でどのような効果を発揮するのか試してみたい。
その軽さもありましから、いろんな色で使用してみたくなります。


ただしデメリットもあります。
低コストゆえのモノですね。現時点でのブレイヴがコスト5までのため“侵されざる聖域”の効果を得ることができません。
今後コスト6のブレイヴ(MAX来場記念などの)がどこまで増えるのかにもよりますが、珍しい形でデメリットが発生しました。
更に「2コスト」デッキと言えばブレイヴは先にも述べた“ハイドランディア”ですが、その合体では“星海獣シー・サーペンダー”に消されます。
これも珍しい・・・・低コストゆえの受難ですね。


そして・・・・・なんとも物悲しく感じるのは「合体すると2コストの恩恵が受けれなくなる事」
「2コスデッキ」が主流なだけに残念。
こうなると0コストのブレイヴもしくは「合体時:このスピリットは2コストとして扱う」ブレイヴが欲しいです。
もっとも後者のブレイヴが出たら“北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン”とか、その他のスピリットに合体させますけどね。(笑)




Lv2・Lv3『このスピリットの破壊時』の効果は“パオ・ペイール”ですね。
“パオ・ペイール”と「系統:想獣」を組み合わせた「死なない壁」に苦しめられた経験を持つ方ならこのウザさはわかるでしょう。
麒麟星獣リーン”は主流系統である「戯狩・想獣・星魂」ですから、普通にデッキを構成しやすいです。
どの系統と組み合わせても「ドロー」も「コア」もアドバンテージを得やすいです。
アドバンテージを得やすい系統で「死なない壁」とは・・・・・・攻守に活躍できそうですね。



【合体時】LV3効果は「系統」でデッキを組まなくても良いよと物語ってます。
麒麟星獣リーン”に他のスピリットの系統を与えると言うもの。よって先ほどの『このスピリットの破壊時』効果で回復状態のスピリットの数だけ“麒麟星獣リーン”は死ななくなります。
ただし・・・・【合体時】LV3なので、普通は“麒麟星獣リーン”の上に4コア乗せます。そのためスピリットの数を増やせないのが難点か?



まぁ黄色でデッキに入りやすい「系統:星魂」と言うだけでも嬉しいですね。




さて・・・・褒めれそうな部分を見つけて褒めてみましたが、どうやって“麒麟星獣リーン”を活かしましょう?


現状の「2コスデッキ」?
攻撃面を見ると「2コスデッキ」の動きは決まっているので“麒麟星獣リーン”にこだわらなくても良いのですが。。。。
【合体時】LV3効果を狙うと自分が「2コスト」で無くなってしまうのが実に残念です。
まぁ「2コスデッキ」には「系統:想獣」がそれなりに入ってますので、単体で防御的に回れるかもしれません。そのぐらいの位置付けでしょうか?
「系統:戯狩・想獣・星魂」だけで「2コスデッキ」を組める時代が来るなら評価は大きく上がります。果たしてその日は来るのか?(笑)


では発想を変えて“麒麟星獣リーン”の軽さを活かして他色のデッキでも?
【合体時】LV3効果で「死なない壁」になるのは面白いかもしれませんね。
ですがまぁ・・・・この多種多彩な時代に貴重な40枚の枠に“麒麟星獣リーン”の余地はあるのか? と言われるとまた微妙。。。。


いろんな意味で面白い効果を持つ「器用」なスピリットに思えますが、尖がった部分があればねぇ・・・・・
「2コスト」なら「2コスビート」を強化する効果であれば即採用・即戦力でした。



そう考えると黄色の主流である「系統:戯狩・想獣」を活かす方が面白いのかな?
「系統:戯狩」なら“巨獣皇スミドロード”でブロック時のBPアップとか“彷徨う無重力島”を絡めてドローとか【聖命】とか。
「系統:想獣」なら“宝石の獣カーバルク”とか“神獣ハクタク”でデッキを引ききるまでドローしちゃうとか。
コアブーストも絡みますので“ハンドタイフーン”でソリティアは可能でしょうね。



・・・・・でも結局“ウィッグバインド”で良いのでは・・・・・



麒麟星獣リーン”は、いろいろ使えそうな気がして、実は単なる器用貧乏のような気もします・・・・・
残念ながら単純に“麒麟星獣リーン”で勝てると言う程ではない。もっとも先行1ターン目で出るスピリットが強すぎても困るから案外ちょうどいい。
そして結局は“ウィッグバインド”を掘り起こすため器用に動く1枚と言う位置なのか?


凄い楽しいカードだな〜〜と思って書き始めたのですが、結局のところ黄色は「ウィッグバインド!!」
今回“麒麟星獣リーン”について考えれば考えるほど改めてそう感じてしまいました。(苦笑)