新 伝説・究極カード 感想

今日の『バトスピMAX』で正式に9月からの「伝説(禁止)・究極(制限)カード」が発表されました。


なんとも残念なことに、昨日2chに流出した内容と一致です。


【伝説】(禁止カード)

“魔法監視塔”
“ストームドロー”


【究極1】(1枚制限カード

“牙皇ケルベロード”
“灼熱の谷”
“侵されざる聖域”
“マジックブック”
“ルナティックシール”



ゲームのバランスを保つために突出したカードを制限すること自体は賛成です。
必要なことだと思いますので、十分考えた上でデザイナーはそのカードを選定してもらいたいと思います。


今回の決定にも入念な会議が行われたのでしょう。


しかし個人的には不満もあります。
よって賛否はあるかと思いますが、以下に感想を。



“魔法監視塔”
昨日も書きましたので割愛。



“ストームドロー”
昨日も少し触れましたが、多くのデッキで採用されるカード。まずをもって軽くデッキに入りやすい。
そしてデッキを掘り必要なカードと入れ替える能力は便利であり、更にはフラッシュも強め。
後継カードである“バルカン・アームズ”が緑の軽減を持つ事から、ついに「伝説(禁止)」へ。
昨日とは逆の視点での書き方になるが“大天使ヴァリエル”を「禁止」にできないメーカーとしては、“大天使ヴァリエル”の有効なコンボパーツを葬る事でゲームのバランスを保つ考えかと思う。
だが個人的にはコンボパーツを「禁止」するよりも“大天使ヴァリエル”自体を「禁止」にするほうが有益であると思う。
なお“大天使ヴァリエル”を抜きにしても強いカードなので、今回の「禁止」も納得できるのだが、本音は昨日書いたように“ストームドロー”の「禁止」よりも“ストロングドロー”の「制限」のほうが良かったのではないかと感じている。



“牙皇ケルベロード”
こちらも昨日書きましたので割愛。



“灼熱の谷”
こちらもデッキを掘り、有効なカードをいち早く手に入れるのには強いカード。
しかも後攻なら1ターン目に2枚配置も可能な軽さである。
更にトラッシュからの回収手段も増え、特に紫には手札・トラッシュを同時に肥やせるありがたいカード。
先輩であるが“百識の谷”と言う1コスト重いカードもあるので、今回の制限は妥当な選択と言える。
ただ・・・・強いカードではあるが、特に“灼熱の谷”が悪さをしたと言うか、暴れたわけではない。
暴れたのは“凶龍爆神ガンディノス”だ。
正直言うと“凶龍爆神ガンディノス”を「制限」できないメーカーのとった苦肉の策に見える。
確かに“灼熱の谷”は“凶龍爆神ガンディノス”のデッキに標準装備であったが、今回の制限を受けても“凶龍爆神ガンディノス”の強さは揺るがない。
個人的には先の“大天使ヴァリエル”と同様で、パーツである“灼熱の谷”を「制限」するよりも“凶龍爆神ガンディノス”を「制限」するほうが有益であると思っている。



“侵されざる聖域”
前回禁止となった“ライフチェイン”同様に、ルール改正「ブレイヴ」の追加によって強烈に強くなったカード。
どの色のデッキでもスピリットを合体させるだけで、簡単に【装甲:紫/緑/白/黄/青】を得られる便利で強いカード。
“侵されざる聖域”に守られたブレイヴアタックを止める手段は少ないため、今回の「制限」は止むを得ない。
だが!!!!  タイミングは今なのだろうか????
見ての通り今回の新制限に“ウィッグバインド”の文字が無い。
おそらく“ウィッグバインド”を「制限」できなかったのは、追加されてから半年に満たないと言う時期的なものであろう。
ならば逆に“ウィッグバインド”の対策カードは「制限」してはならないのでは?
今回の“侵されざる聖域”はどの色のデッキでも簡単に入る事が理由なのだろうが、逆に言えばどのデッキでも入る“ウィッグバインド”対策であったわけで、今回の制限によって“ウィッグバインド”の殺傷力は更に確実なものへと上がる。
個人的には“侵されざる聖域”が「制限」される理由はわかるのだが、そのタイミングは“ウィッグバインド”の「制限」と同じでなければならないと考えます。



“マジックブック”
まさか“大天使ミカファール”の相棒が今頃・・・・・
正直今回の制限で一番ビックリしたのが“マジックブック”でした。
確かに強力なカードです。マジックを大量に搭載するデッキには心強いカードです。
そして先の“大天使ヴァリエル”のコンボパーツでもあります。
後継に“冥土の魔女ヘレン”もいることからも、おそらく“マジックブック”は大昔から監視されていたのでしょう。
しかし、これにて貴重な“ウィッグバインド”の対策カードがまた減ってしまった。
個人的な予想として“マジックブック”の制限はソリティア対策であり、前述した“大天使ヴァリエル”を「禁止」にできないため、コンボパーツを減らしたのだと考えますが、それなら“大天使ヴァリエル”を「禁止」すべき。
どのみちソリティアなら“マジックブック”は1枚でも・・・・・・



“ルナティックシール”
実は“アンフィスバエナー”で十分かと考えていました。
しかしまあ“ルナティックシール”のおかげで「アタック」できずに負ける試合が幾多も繰り広げられたわけで。
お店によっては露骨に「ルナタイフーン禁止」のルールでショップバトルを開催したとも聞いていますので、ある意味妥当でしょうか。
私も子供と同じ目線でバトルを見守る身ですし、基本的にはアニメのバトルに近いほうがゲームの魅力は増すと思っています。
「ルナタイフーン」も「はがない」も非常にテクニカルなデッキで、強いデッキであると思いますが、もしも「馬神ダン」が「ルナタイフーン」や「はがない」を使用したら。。。。アニメとしては、まず「打ち切り」になるでしょう。
今回の「制限」は実に「おもちゃメーカー」らしい判断だと思えます。




以上が今回の感想です。
さて・・・・『星空の王者』に露骨な“ウィッグバインド”の対策カードが封入されているのでしょうか?
それとも新アニメの公開に合わせて採用されると言われている「新システム(新ルール)」で、今までの常識が覆されるのでしょうか?


「新制限」は2弾先まで考えてある。 と聞いたこともありますが、今回の「制限」を受けた次の環境が、健全なものであることを祈るだけです。
「“ウィッグバインド”を早く引いた方が勝つ」と言う「坊主めくり」にならない事を願います。