敗北と言う真実から目をそらし・・・

今週末に開催されます福井県初上陸のイベント『極甲王戦』を私は応援しております。

http://www.coremasters.cc/event/2011/CRWExtremeShield/


今回のアニメ『バトルスピリッツ 覇王(ヒーローズ)』は本当にズバっと名台詞を決めてくれます。


テガマル「たしかにお前の勝ちだ。だがわかっているよなぁ。このバトルどちらが勝っていたのか?」


アフロ「敗北と言う真実から目をそらし、そこから何も学び取らないバトラーは強くなれない。けっして強くはなれないぞ!!」


いいんじゃない? 的確な台詞だと思いますよ。
ぃゃぁ・・・・グサっときます。(苦笑



さて、本来ですと今日から「はまかぜCS」の【デュエルマスターズ】の記事を書く流れなのですが、昨日のバトルの結果からイロイロと考えてみたいので、一日だけ私に下さい。
さすがに昨日のように5つのトーナメントを捌くと、そこからの考察記事を書くスペースが無いので。


ではでは昨日、密かに昨年の12月以来の「はまかぜCS」参戦を決めたのですが、理由は当然『極甲王戦』の前哨戦としての参加です。
私自身は当日はジャッジでプレイヤーとして参戦しませんが、参戦される方は色んなデッキとの対戦で調整を行いたいのではないか? と思えた事と、親として参加か不参加かを迷っている次男のデッキの検証をしてみたかったと言う理由がメインでした。


もっとも『ハイランカーリーグ予選』への参加権も欲しかったし、当然“戦皇ゴッドスレイヤー・ドラゴン”も欲しかったんですけどね。


と言う理由で参戦したので使用デッキは『ミブロックオライオン』でしたが、2戦目でサイドボードを使用したと想定したモノでした。


大会形式 スイスドロー1本勝負
制限時間 15分


1回戦 対戦者 次男(小4)
デッキタイプ  ミブロックオライオン


トーナメント開始前に次男と、お互いにどちらのデッキを使うかを相談しました。そして次男が「純正」を、私が「異形」を使う事になりました。
するとトーナメント表に神(DCIレポーター)の悪戯が・・・・
親子・・・しかも同系デッキの直接対決になりました。
お互いにデッキは熟知しています。当然ナニをされるのが一番イヤかも。


本当にやりたくない試合でした。
次男が“巨人港”を配置したなら、こちらは貼る必要は無い。
次男がバーストをセットしても発動条件の予測が付くので怖くもなんとも無い。
こちらが先に“青玉の巨大迷宮(LV2)”を配置した事と、その対処カードを次男が引けなかったためそのまま終了。


プレイヤーとして対峙してしまった以上、やはり全力でやるしかない。
当たり前の事なのだが・・・・・正直“青玉の巨大迷宮”にコアを置く瞬間は胸が張り裂ける思いだった。
だが『極甲王戦』の事を考えるならコレでイイ。。。。はずだ。。。。



2回戦 対戦者 やっさん(小6)
デッキタイプ  緑星魂蟹羊


先行1“巨人港”配置  先行2“青玉の巨大迷宮(LV2)”を配置
この時点で相手はピタっと止まったので、怖いのは「制限時間」のみ。
ルール上制限時間イッパイまで戦って決着がつかなかったら、その時点でのライフ差が勝敗となる。こっちはライフ1を減少しているため時間切れは負けと同じなのだ。
途中焦って“氷の覇王ミブロック・バラガン(LV1)”と“巨人猟兵オライオン”を強引に召喚したら、その隙を突かれ、スピリット全てを失いつつも“絶甲氷盾”を撃たなきゃ負けると言う局面にまで追い込まれた。


限られた時間の中で的確なプレイをすると言う事はなんと難しい事か。
逆に言うとそれを当然のようにできる人達の凄さがわかります。
そんな方々が『極甲王戦』に来られると言うのは幸せな事だとも思えますね。


っと〜〜 話が逸れましたが、その瞬間こそヤバかったのですが、こちらにも十分に凌げる手札がありましたので再展開し、また“ストロングドロー”や“バルカン・アームズ”にて強引に2枚目の“巨人猟兵オライオン”を引いて勝ち。
ゲームセット後タイマーを確認したら残り時間は1分を切っていました・・・・・危ない危ない。



3回戦 対戦者 のんのんちゃん(小2)
デッキタイプ  緑・・・木星北斗だろうか?


スタンダードとは言え「ハイランカーパス所持者」でもあり、気を抜ける相手では無い。
しかし手札が良かった。先行1“氷の覇王ミブロック・バラガン”をバーストセット。殴らせるためにスピリット・ネクサスは出さず。
後攻1で“ダンデラビット”が殴ってきたのでバースト召喚“氷の覇王ミブロック・バラガン”
この後はこちらも“ダンデラビット”を出したり“騎士王蛇ペンドラゴン”を出したり“バルカン・アームズ”を出したり、それを毎ターン“氷の覇王ミブロック・バラガン(LV2・3)”の効果で手札に戻したりでやりたい放題。
おそらく一番のブン回り。殆ど何もさせずに終わった。
先行1“氷の覇王ミブロック・バラガン”をバーストセット。。。。これは強い。。。。


と言うタイミングで右を見ると絶好調の“たくみん 君”が“ジェローム@elements 君”に負けていた。
左を見るともう一人の全勝者であった“セッシー 君”が負けていた。(階段崩れ)


ん????  次は“ジェローム@elements 君”と決勝戦ではないか????



4回戦 対戦者 ジェローム@elements 君
デッキタイプ  紫ビートっぽいが・・・・・策あり


スタンダードの上位メンバーとは言えココまでマスタークラスのメンバーと当たらずに来た私とは違い“ジェローム@elements 君”は“たくみん 君”を破って決勝に来ている。
また前日の練習会でも同じデッキで長男のデッキを完封している。
その強さは十分熟知しているので気を抜けない。


緊張の初手には“巨人港”と“青玉の巨大迷宮”があった。


あれ? これって俄然有利???


4体並ばないとアタックできない。
生命線とも言える「召喚時効果」は封じられる。
ビートしようにもコスト3以下は1体しかアタックできない。


ところがネクサスが割られない内に決めてしまいたかったが、相手に“鳳翼の聖剣”を貼られてしまいこちらも止まる。
コレは痛い。。。。一応想定内であり対処策はあるのだが、何が痛いって「制限時間」と言う問題が急浮上してきたと言う事。
もう全く正常な思考は無理と言うぐらい焦りました。


ぶっちゃけどちらが先にネクサスを割れるかで勝敗が決まったのかもしれません。
かろうじて引いた“双光気弾”で“鳳翼の聖剣”を破壊し即座に“巨人猟兵オライオン”を召喚。


次のターンに強引に“氷の覇王ミブロック・バラガン”を召喚し、ループの準備は出来たものの“ダンスマカブル”で消される。
焦りは禁物・・・・いや完全にこちらが未熟か・・・・・


どう考えても時間がヤバイので最終兵器“鳥獣烈神ガルード”まで召喚して次のターンを待つ。
そして次のターンのこちらのフィールドは再召喚した“氷の覇王ミブロック・バラガン”と“鳥獣烈神ガルード”“巨人猟兵オライオン”“バルカン・アームズ”に“砲凰竜フェニック・キャノン”に“巨人港”と“青玉の巨大迷宮”と言う状況。


制限時間内に相手の残りデッキ14枚を削れれば勝ち。


思わず“氷の覇王ミブロック・バラガン”をLV3にするコアを置いて“鳥獣烈神ガルード”に“砲凰竜フェニック・キャノン”を合体させ“ダンスマカブル”を警戒するあまり残ったコアをごっそり“鳥獣烈神ガルード”に乗せてアタック宣言【激突】発動。
“ジェローム@elements 君”悩みつつもブロック宣言し【暴風】とLV2効果で12枚がデッキから破棄される。ココで制限時間終了のアラーム音が。


はまかぜCSでは制限時間を使い切った時点が、ターンプレイヤーのメインステップなら相手のエンドステップまで。アタックステップ以降なら次の自分のエンドステップまでと決めています。その時点で決着がつかなければライフ差で勝敗を決めます。
また、この場合に限りエンドステップ時に相手のデッキを0枚にした時のデッキアウトを認めています。
と言うわけでルール上シビアな展開になりました。


“ジェローム@elements 君”ブロック後のフラッシュで“デッドリィバランス”を使用。
役目は済んだと“鳥獣烈神ガルード”を選んだら「ひでぇ」とギャラリーに笑われた。
更にフラッシュで“デッドリィバランス”を使われて“砲凰竜フェニック・キャノン”も破壊した。この時点でスピリットが3体になったのでアタック不可能にてターンエンド。お互いに残りは1ターンとなる。


と言っても実質は“ジェローム@elements 君”のターンのみである。
このターン内に私が全てのライフを失うか“氷の覇王ミブロック・バラガン”と“巨人猟兵オライオン”のループの阻止に成功したら“ジェローム@elements 君”の勝ち。できなければ私の勝ちである。


この時はじめて“ジェローム@elements 君”の手札が1枚しか無い事に気がつく。。。。。さっきのターンに“鳥獣烈神ガルード”にコアを乗せすぎた事を激しく後悔。またしても正常な判断などしていない。
正直“巨人猟兵オライオン”が消される事が怖かった。


そこで「アタックステップに入ります」の声が・・・・
勝った〜〜と思い「手札に“巨人猟兵オライオン”を戻します。えっとそちらのスピリットをコスト7まで戻します。」と3枚戻した時、ギャラリーから「“ダンスマカブル”やったら弾を増やしますよ。」と更に笑われた。
思わず「しまった!!!!」と思ったが、よく考えてみたら既に“巨人猟兵オライオン”も“氷の覇王ミブロック・バラガン”も仕事を終えているではないか・・・・・
もはや誰も正常な判断をしていないのでは・・・・・と思いつつも最終ターンは私。


“巨人猟兵オライオン”にて両者「ありがとうございました。」との声でした。


しかし・・・・・よくよく考えてみたら、先の“鳥獣烈神ガルード”の時にブロック宣言前に“デッドリィバランス”を2枚撃たれたらどうなった?
こちらは1発目は“バルカン・アームズ”で凌げても2発目は“氷の覇王ミブロック・バラガン”か“鳥獣烈神ガルード”か“巨人猟兵オライオン”で受ける事になる・・・・・
しかも【暴風】発動前に相手のスピリット数も減るし・・・・・


コレって負けてるんじゃないの?


もしかして【激突】と「指定アタック」を瞬間的に混同してしまったのでは・・・・・
お互い様ではありますがプレミの匂いがいたします・・・・・・ね。(苦笑)


そして・・・正直「勝利」は「勝利」ですし“戦皇ゴッドスレイヤー・ドラゴン”もゲットはしましたが、個人的には敗北感にまみれております。
現にその後の「ハイランカーリーグ予選」では“たくみん 君”にイチボツしましたし。


何よりもウチの長男・次男・私で“たくみん 君”に合計4敗ですからね・・・・・コレはもう・・・・・



冒頭に書いたアニメからの台詞が走馬灯のように脳裏を駆け巡ったのは言うまでもありません。




さぁ・・・・そんな我らも目指すは『極甲王戦』です。


私も含めてですが、参加されます方々は、当日までに何をすべきかはおわかりでしょう。
平常心にて戦いぬけますように準備いたしましょう。


最善を尽くしましょうよ。
そしてトッププレイヤー達の胸も借りますが、こちらも自信をもって挑みましょう。


良い機会に恵まれたと思っています。
きっと楽しい一日になる事でしょう。