はまかぜCS 1月大会 バトスピ2位デッキ

はまかぜCS 1月大会 バトルスピリッツ』の上位入賞者デッキを公開していきます。


バトルスピリッツ


【順位】 2位


【プレイヤー名】 ゼット 君


【デッキ名】 グランウォーデンZ


【メインデッキ】
枚数 : カード名
2 : ムゲンドラ(白)
3 : オートマチックガンナー
1 : イグア・バギー
1 : アクアクマノミ
1 : 真紅の女神マッハ
1 : 砲撃機士マックリヤ
1 : スタードライアン
3 : 竜機合神ソードランダー
1 : バーストタートル
1 : クラブマン-AT
1 : 槍光機神クーゲル・ホルン
1 : 機獣要塞ナウマンガルド


1 : アルティメット・モノケロック
1 : アルティメット・アスク
1 : アルティメット・フレイア
1 : アルティメット・オーディーン
1 : アルティメット・グラン・ウォーデン


2 : バスターファルコン21
1 : 天空の光剣クラウン・ソーラー


3 : 落ちゆく世界
1 : 要塞都市ナウマンティー
2 : 侵食されゆく尖塔


2 : エマージェンシー
1 : エターナルディフェンス
1 : クレッセントハウリング
2 : アルティメットウォール
1 : ドリームネビュラ
1 : 絶甲氷盾
1 : キズナブレード


最初にプレイヤーである“ゼット 君”を紹介せねばならない。
彼は昨年9月からの「バトルスピリッツ アルティメット ゼロ」からのプレイヤーである。


普通、彼のような新規プレイヤーが数年のキャリアとカードプールを持つベテランプレイヤーと大会で対峙した場合、なかなか勝つことができずに苦悩するのがほとんどだ。


そして最悪の循環は、そのまま参加意欲を無くし、カードを購入しなくなり、最終的に引退してしまう。


それゆえにメーカーは新規プレイヤーとベテランプレイヤーとの差異を少なくするために強烈な効果を持つ強いカードまたはシステムを新しく導入してくる。



それが「アルティメット」だ・・・・・・そして今回の“ゼット 君”の活躍は、その目論見が実現した例とも言えよう。


実際に上のデッキは数多くの改善箇所がある。
もっともっと強くできるデッキである未完成品と言えよう。



「じゃあなぜ勝てたのか?」



まずは彼は「勝つため」の意欲が違う。


9月デビューの少年は復帰組を含めて十数人いるが、その中でも彼は「デッキ枚数は何枚がいいですか?」とか「このデッキにはあと何を入れたらいいと思いますか?」など「勝つため」の問いかけをしてきます。
普通の子どもの質問は「アルティメット・グラン・ウォーデンって強いですか?」とか「このカードとこのカードって交換していいと思いますか?」が大半ですから・・・・・


「勝つデッキ」を見るか「強いカード」を見るかは、どちらも大事な事ではありますが「ゴール」を見ているか「通過点」を見ているかの違いがあります。
時に「ゴール」を見ていないデッキを組んでくる子どももいますので、その中で彼は見所があると、ちょっと前から感じていました。



また彼は「素直に」ベテランプレイヤーの意見を聞いてくれます。


見ての通り彼のデッキは数多くの改善箇所を含みながらも「40枚」で構成されています。
私たちは新規プレイヤーに「デッキは40枚に近い方がいい」と薦めますが、その時によくある反応が「えーーーあれもこれも入れたい!!」や「デッキ破壊対策に枚数を増やさないと!!」と反論し、最終的に持論を通してきます。


私は「経験」の差を埋めるのに「知識」を得る事は、かなり有効な手段であると考えます。


今回の“ゼット 君”は、おそらく手持ちの少ないカードプールで、多くのベテランプレイヤーに聞いた「知識」を照らし合わせた上で懸命に組んだ結果でしょう。



この9月に導入された「アルティメット」は、その破壊力の高さから「新規プレイヤーでも勝てるシステム」と揶揄される事もありますが、個人的には「それだけでは1回・2回は勝てても決勝までは残れないよ」と思っています。(1回・2回の勝利で決勝戦や優勝になる規模の小さい大会なら別ですけど・・・・)




と言うわけで珍しく長々と書きましたが、彼のデッキを解析・解説する事はできませんでしたが、なぜ新規プレイヤーの彼が勝ちあがれたのか?他の新規プレイヤーとの違いは何か?についての、これが私なりの解説です。


“ゼット 君”はもちろん、私は新規プレイヤー、少年少女プレイヤーの未来に期待しております。