戦嵐について考えてみます。【白属性】

一日置きまして、また続き的な記事です。

今日も『戦嵐』の環境を考えますが、今回は最強の一角【白属性】でしょう。


かつては「J」
今は「ユウキ」

アニメでは常に主人公のライバルカラーである【白属性】ですが、これまでは他の色に押され続けていた印象があります。

しかしながらココに来て人気も評価も急浮上って感じですね。
(一過性に終わる可能性も匂わせていますが・・・・)

大きく分けて『速攻型』と『防壁型』に分かれるかと思います。

ドリーム系マジックによるバウンスを活かして戦線をこじ開けつつアタックをライフに通し、なおかつ“インビジブルクローク”にて止めを刺すスタイルの『速攻型』はいつの時代も愛好者はおられました。
しかしながらドローやコアブーストによるアドが取れない性質上、スピリットを大量除去されたり、アタックを通せない状況に陥る『手詰まり』状態になったが最後。そのまま悶絶死しかねないデッキで、使用するに於いては状況判断能力等比較的難易度の高いデッキタイプでした。

しかし“神龍ジーク・カタストロフドラゴン”の登場から徐々に変化。
『手詰まり』に陥ってもダブルシンボルのアタックが通れば相手を滅殺できるという発想が加わりました。

そして『戦嵐』環境になった今は【転召】のリスクこそありますが“極帝龍騎ジーク・クリムゾン”によるコアブーストを狙ったタイプも存在します。

更に何度も触れますが“一角魚モノケロック”はこの手のタイプにしては珍しくアタックのできるスピリット。BP6000でアタックしそのまま疲労状態でブロックしてくれる優れモノです。


もちろん『戦嵐』発売以前の大会ではありましたが『はまかぜカードバトルチャンピオンシップ5月大会』の優勝デッキ『武装ストライク』も健在。
いや今回の『戦嵐』でも系統「武装」の有能なスピリットが目移りしてしまうほど追加され強化されております。

【装甲】を持つ使いやすいスピリットも多くなり除去されにくくなった今、【白】『速攻型』デッキはまだまだ勢いが続きそうです。



そして『防壁型』ですが過去においては守りを固めた後どうやって勝つのかが課題でした。
しかしながらついに出た虚神“機神獣インフェニット・ヴォルス”による鉄壁の防御で守りながら勝つことも可能になり、また“獣機合神セイ・ドリガン”にて相手に無理矢理アタックさせるコンボも生まれました。

出てくるまでが大変とも言われますが“竜戦車アースガルド”で引っ張ったり“鍵鎚のヴァルグリンド”“デュラクダール”でサポートしたり、または【緑】を混ぜ“女王アントレーヌ”でコアを増やすとかいろんな方法があります。

昨日の大会や練習会でも「案外出てくるね」の印象を受けました。


ただしライバル【赤】の『ソル・フリーデンタイプ』の速度に勝るかは少々疑問です。ご注意を。


さて、いろいろ感想を述べましたが最後にもう一体語らざるを得ません。

それはXレア“翼神機グラン・ウォーデン”

新能力【氷壁】は全ての色のマジックを消し、またLV2以上で「武装」が疲労するたびに回復する能力を持つ
バケモノXレアです。

非常に強く、私自身もその能力を使ってみたいと思いました。

その能力を活かすために「武装ストライク」の擬似デッキに積み込みましたが、この構築は失敗作の印象を得ております。
先に述べた『速攻型』にスピードで劣るため“翼神機グラン・ウォーデン”を出す前に終わったり、【転召】がネックになり手札で腐ったり。そして【転召】をサポートしてくれる“空帝竜騎プラチナム”がBPの低さと【装甲】を持たないために除去されたり、“翼神機グラン・ウォーデン”自身もそのままでは【装甲】を持たないため“鍵鎚のヴァルグリンド”などで手札に戻され洒落にならなかったり。

“翼神機グラン・ウォーデン”は『速攻型』ではなく『防壁型』に近い構築をすべきと考えを改めております。

現時点では迷走中ですが個人的には好きなタイプのスピリットなので、今後も“翼神機グラン・ウォーデン”のデッキを煮詰めていければと思っています。