飛甲虫イットウカブト

今日、別件で市内の三洋堂書店に立ち寄りました。

月間漫画雑誌のコーナーを覗くと、今月号のケロケロAが3冊売れ残っていました。

付録の“飛甲虫イットウカブト”が丁度1デッキ分揃うなぁ〜と思いましたが、私は既に6枚入手しているのでそのままにしておきました。


もしまだ購入していない方で“飛甲虫イットウカブト”を手に入れたい方はお急ぎください。


さて、今日はその“飛甲虫イットウカブト”を見ながらブレイヴについて考えてみます。


“飛甲虫イットウカブト”
ブレイヴ
コスト4(軽減1) 緑 殻虫<1>Lv1 3000 <0>合体 +3000
Lv1『このブレイヴの召喚時』
相手のスピリット1体を疲労させる。
合体条件:コスト4以上
【合体時】『このスピリットの合体アタック時』
自分のターンの最初のアタックのとき、このスピリットは回復する。
シンボル:なし


このブレイヴが強いか強くないかは意見が分かれるかもしれませんね。
先日バトスピチーム elements の敦賀遠征の車中で、ブランボアー君とこのブレイヴについて話しました。
彼の評価点は100点満点で40点。
ちなみに私の評価点は45点。。。。。ただし55点ぐらいまで上がる可能性は秘めている。



私はブレイヴのどこを最初に見るかと言うと、まずはシンボルを見ています。


シンボルを持つなら、それすなわち“ダブルハート”の常時発動ですし、最悪でもアタックできるスピリットなのでデッキへの採用の理由になりやすいです。
しかしながらシンボル無しの場合は、スピリット状態ならブロック要員にしかなりません。それだけでも割引要素です。
ましてや緑を主体としたデッキは、そもそもドロー力が乏しいのです。紫や赤なら手札が増えやすいので少々のリスクは乗り越えられるかもしれませんが、緑で壁にもならないブロック要員は不要です。
と言うわけで“飛甲虫イットウカブト”はスピリット状態を考えれば採用の理由はありません。


ですが『召喚時効果』を持つブレイヴなら若干考え方も変わります。


何度も書きましたので説明の必要は無いかと思いますが『このブレイヴの召喚時』の効果は【装甲】では防げません。
ですから『このブレイヴの召喚時』を持つならそれだけで一考の余地はあります。


さて、そこでこの“飛甲虫イットウカブト”ですね。
『このブレイヴの召喚時』相手のスピリット1体を疲労させる。


【装甲】を突破してまで疲労させたいスピリットって何があります?


個人的には“デュラクダール”ぐらいしか思いつきません。
これなら『このスピリットの召喚時』相手のスピリット1体を疲労させる。を持つスピリットと大きく役目は変わらない気がします。
しかもスピリットならシンボルを持ちますし、更にLVを上げればBPもそれなりに上がるでしょう。
“ヘラジグサ”と見比べれば、明らかに“ヘラジグサ”のほうが使い勝手が良いように感じます。


個人的には『このブレイヴの召喚時』で欲しい効果は1に「除去」2にも「除去」3・4も「除去」!!!!


『このブレイヴの召喚時』を持ってはいますが「疲労」であるだけに少し見劣りします。


しかしながら合体条件は良好。


「コスト4以上」である“飛甲虫イットウカブト”は十分及第点と言えますし、召喚コストも4(軽減1)とまずまずの数値です。
そちらでは大きな問題は無いと見ています。


そして最後に合体時効果ですね。


【合体時】『このスピリットの合体アタック時』自分のターンの最初のアタックのとき、このスピリットは回復する。


「最初のアタック」に限ると言う条件付きではありますが【強襲】や“牙皇ケルベロード”に近い効果。
思うにこのブレイヴの評価が分かれるのは、コレを強いと見るか否かではないでしょうか?


経験上【強襲】も“牙皇ケルベロード”も強い効果である事は誰もが感じたはず。


しかしながら【強襲】はスピリットが1体で行う効果です。
それに対して“飛甲虫イットウカブト”は合体時の効果であるために、実質2体分のスピリットです。


強く見えますが、2体のスピリットで1回ずつアタックするのと計算上は同じです。


また“牙皇ケルベロード”はシンボルを付加し、更にBPを5000も上昇させます。
シンボルを持たず、更にBPを3000しか上げない“飛甲虫イットウカブト”は“牙皇ケルベロード”に劣ります。

まぁ“牙皇ケルベロード”は合体条件が「コスト5以上」なので、その意味では“飛甲虫イットウカブト”のほうが良いんですが。



ザ・ザ・・ザ・・・っと“飛甲虫イットウカブト”の悪口ばかりを並べてしまった感もありますね。
でも冷たく現実を見るとこの状態なので、喜んで緑デッキになんでもかんでもホイホイ入れるほどのカードではありません。


明らかに“ビーム・ビートル”の方が強いです。ちなみにこちらは私は85点と評価しています。


ではなぜ55点まで上がるか・・・・と付け加えているのか?


しかもなぜ私は6枚も入手したのか・・・・・?


個人的にはこのカードは「疲労」に重きを置いたデッキで、アタック時効果を活用したいデッキなら採用の余地はあると評価しているからです。


個人的にそのデッキの一部を紹介すると

3 : 飛甲虫イットウカブト
3 : ビーム・ビートル
3 : デルファングス
3 : ヘラジグサ
3 : ダークウィッチ
1 : 暗黒将軍ブラッディ・シーザー


コンセプトや使い方など見ればわかると思いますので割愛します。


まだまだ未完成ですし公開できるレベルでもありません。
密かに前回の練習会で使用しSEED君の赤青デッキには勝利しましたが、CURUS君の白デッキに手も足も出ませんでしたので・・・・


そしてもう一点が、今後“インビジブルクローク”の制限を受けて白デッキを使用するものが減少するのなら間違いなく紫デッキを使用する方が増えるでしょう。
緑デッキはそれに対抗する力はあると思っています。
その中で“飛甲虫イットウカブト”も活用される機会はあるかもしれないと感じています。


と言うわけで欲しい方はお早めに!!