はまかぜCS3月大会 バトスピ2位デッキ

今日も【はまかぜカードバトルチャンピオンシップ】上位入賞者のデッキレシピを公開いたします。


まずはご覧ください。


バトルスピリッツ


【2位】 小吉君


【デッキ名】 ゆうきグリーン


枚数 : カード名
3 : ムシャツバメ
3 : ダンデラビット
3 : 火縄ザル
3 : ゴクラクチョー
2 : 若武者ウンピョル
2 : 木星神龍ノブナガード・ゼウシス
3 : 北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン
3 : 巨蟹武神キャンサード
1 : 神龍ジーク・カタストロフドラゴン


2 : 砲竜バル・ガンナー
3 : 砲凰竜フェニック・キャノン
3 : カーミュラ1
2 : 牙皇ケルベロード


2 : スタークレイド
3 : トライアングルトラップ
2 : ソーンプリズン



“小吉君”は1月大会にも参加し、上位入賞されています。
このデッキはその時のデッキを改造したものと察します。


面白いので、前回のデッキも貼り付け比べてみましょう。


【1月大会使用デッキ】


【デッキ名】 かにの緑


枚数 : カード名
3 : マッハジー
3 : メイパロット
3 : ミツジャラシ
2 : 火縄ザル
2 : 木星神龍ノブナガード・ゼウシス
3 : 北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン
3 : 巨蟹武神キャンサード


2 : 砲竜バル・ガンナー
3 : 砲凰竜フェニック・キャノン
2 : 獣装甲メガバイソン
2 : 牙皇ケルベロード

1 : ストームドロー
3 : トライアングルトラップ
2 : グラストラップ
3 : ソーンプリズン
1 : ラピッドウィンド
1 : インビジブルクローク
1 : ウィングブーツ



まず全体の構成を比較してみましょう。
「スピリット:ブレイヴ:ネクサス:マジック」

1月 19: 9: 0:12
3月 23:10: 0: 7

ネクサス無しは変わりませんが、マジックを減らしスピリットが増えていますね。



ではスピリットの入れ替えを見て、変更理由を推測してみます。

OUT
3 : マッハジー
3 : メイパロット
3 : ミツジャラシ

IN
3 : ムシャツバメ
3 : ダンデラビット
1 : 火縄ザル
3 : ゴクラクチョー
2 : 若武者ウンピョル
1 : 神龍ジーク・カタストロフドラゴン


“マッハジー”と“ムシャツバメ”を入れ替えた理由は、同じ1コストであり、LV1BPこそ“マッハジー”が高めですが【神速】を活かすデッキにおいては逆に破壊されてリザーブにコアが移動する方が流れが良くなる事もあるので“ムシャツバメ”との入れ替えにデメリットは少ないでしょう。
更に“ムシャツバメ”にはLV2・LV3で『自分のアタックステップ』に「このスピリットをコスト+3する。」と言う効果があります。
この効果を活かす為の入れ替えでしょうね。
後でも触れますが“カーミュラ1”と合体も可能になります。


“メイパロット”と“ダンデラビット”の入れ替えは、こちらも同じコストで、LVやBP値は“メイパロット”が上でも「系統:星魂」を活かせばコアブースト能力は“ダンデラビット”が上位互換にあたるからですね。
デッキ内に「系統:星魂」は“ダンデラビット”の他にも“ゴクラクチョー”“若武者ウンピョル”“砲凰竜フェニック・キャノン”と豊富に組み込まれています。
“ダンデラビット”の効果を活かす布陣ですね。


“ミツジャラシ”と“ゴクラクチョー”の入れ替えは、こちらも同じコストで、LV2維持費は“ミツジャラシ”が上ですが、“ダンデラビット”の効果を活かせる「系統:星魂」である事と【神速】を持つ事。
こちらも完全な上位互換と考えます。
また後で触れますが、【神速】持ちのスピリットゆえにマジック“スタークレイドル”を活かせます。


“若武者ウンピョル”の採用は「系統:星魂」である事と「『このスピリットのアタック時』バトル終了時、自分の合体スピリット1体からブレイヴを分離させ、自分のスピリット1体に合体できる。」と言う効果を持つ事。
先ほど触れた“ムシャツバメ”との相性も良く、両方の効果を活かした波状攻撃も可能です。


神龍ジーク・カタストロフドラゴン”の採用はもちろんダブルシンボル&高BPの強さもありますが、彼のデッキに含まれているブレイヴは“カーミュラ1”以外は緑シンボルの軽減が無く、当然“木星神龍ノブナガード・ゼウシス”“北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン”の効果での召喚狙いであるとしても、引けなかった時や“未完成の古代戦艦:船尾(LV2)”を配置された時にブレイヴの軽減に使えると考えての採用でしょう。そう考えれば1枚挿しでも納得できます。


最後に非常に多く含まれている「系統;星魂」は“ダンデラビット”だけではなく“巨蟹武神キャンサード”の効果とも相性が良いです。
“巨蟹武神キャンサード”がフィールドにいるなら「系統;星魂」の波状攻撃を耐えるのは難しいでしょう。



次にブレイヴの入れ替えを見ていきます。

OUT
2 : 獣装甲メガバイソン

IN
3 : カーミュラ1


以前のデッキのブレイヴは全く緑シンボルの軽減を持たず、完全に“木星神龍ノブナガード・ゼウシス”“北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン”の効果での召喚狙いでした。
変更理由に“未完成の古代戦艦:船尾(LV2)”と言う新たな敵が追加された事もあるかもしれませんが、ココは単純に“カーミュラ1”の効果【神速】と【合体時効果】でしょう。
“獣装甲メガバイソン”による【装甲】付加よりも良いと考えたのでしょうね。
また4コストのスピリットが倍以上に増えましたので、合体条件をも考えての入れ替えもあると思います。
“若武者ウンピョル”の効果対象も広がりますので。



最後にマジックの入れ替えですね。

OUT
1 : ストームドロー
2 : グラストラップ
1 : ソーンプリズン
1 : ラピッドウィンド
1 : インビジブルクローク
1 : ウィングブーツ

IN
2 : スタークレイド


スピリットとブレイヴを増やした分、マジックの枠が無くなりました。
よって“甲蟲武神ギラファ・ランドウ”対策兼貫通攻撃狙いの“インビジブルクローク”や“ウィングブーツ”は消え、手札入れ替えようの“ストームドロー”さえ入れれなくなりました。


マジックが減ると普通防御能力や攻撃補助能力が落ちるのですが、このデッキはそれを補うカードを採用しています。
“スタークレイドル”が正にソレです。


“スタークレイドル”は、相手を疲労させ(バインディングソーンと同じ)【神速】を持つスピリットを手札に戻します。
コストは“バインディングソーン”より1重くなりましたが、それを補う使い方が可能です。


例えば
“ゴクラクチョー”を使いまわしてコアを増やす。
疲労状態の【神速】持ちを戻し、もう一度召喚することで再アタックする。(疑似回復マジック)
合体しているブレイヴ“砲凰竜フェニック・キャノン”を一緒に手札に戻し、ネクサス破壊等の強力な効果を再度放つ。
BPを比べで負けそうになった【神速】持ちをバトルから回避させる。


よって上手く使えば不採用になった「疲労系マジック」「回復系マジック」を補えるのです。


このデッキには含まれていませんが“星騎士ハーキュリーΩ”との相性も良いですね。



“小吉君”はこのデッキで「ショップチャンピオン決定戦 スタンダード」も制しています。
非常に面白いデッキであると思います。


私自身も研究させていただいてますが、皆様にもぜひ参考にしていただけたらと思います。