【バースト:相手の『このスピリット/ブレイブの召喚時』発動後】

昨日に引き続き少しずつ【バトルスピリッツ】の新要素である『バースト』について記事にしていきます。


この件は公式Q&Aにアップされそうでされていない一文なのですが、一昨日の段階で「裁定の変更」が無かったので記事にします。


では『バースト発動条件』の【バースト:相手の『このスピリット/ブレイブの召喚時』発動後】について書かせていただきます。



【1.発動条件を満たしたか否か】


先日参加した『バトスピ覇王体験会(福井)』でもフリーバトル中にこの件でバトルが中断しておりました。
ある少年が“獅龍皇子レオグルス”を召喚した時、対戦者である青年が『バースト』を宣言。しかしフィールドに“獅龍皇子レオグルス”で破壊できるスピリットが1体もいなかったので『バースト』は無効と主張していたのです。


んまぁ・・・ありがちですね。ちょっとでしゃばった真似をしてきました。


私「バースト宣言は可能ですよ。“獅龍皇子レオグルス”の効果は発揮した、しかし対象がいなかった。と言う処理になります。」


見知らぬオッサンの介入にフリーバトルの空気が一瞬止まったのは言うまでも無い・・・・・(苦笑)


さぁ、余談はココまでとしていろんなケースについて書きますね。




『1.“獅龍皇子レオグルス”のような「〜〜する」の効果』


ルールマニュアルの27頁に「〜〜する」は、可能な限り実行しなければならないと記述されております。
“獅龍皇子レオグルス”を召喚した時に、フィールドに破壊可能なスピリットがいなかったとしても「効果発動を可能な限り実行した、しかし対象がいなかった。」と言う処理が行われます。
よって『召喚時効果は発動した』とみなされます。『バースト』の宣言は可能です。

また“ダンデラビット”のような「〜〜置く」も同じです。



『2.“北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン”のような「〜〜できる」の効果』


ルールマニュアルの27頁に「〜〜できる」は、してもしなくてもよい効果と記述されています。
当然「召喚時効果を使用する」と宣言した時は『バースト』の発動条件を満たしますので宣言可能ですが、召喚したプレイヤーが「召喚時効果を使用しない」と宣言した場合は『召喚時効果は発動していない』とみなされます。よって『バースト』の宣言はできません。



『3.“ズガネーク”のような「〜〜することで、〜〜する」の効果』


ルールマニュアルの27頁に「○○することで、××する」は発揮してもしなくてもよい効果と記述されています。
この効果を発揮させたいときに、××してくださいとありますので、上記「〜〜できる」に近い考え方です。
「○○することで」の部分を実行しなかった場合は『召喚時効果は発動していない』とみなされます。よって『バースト』の宣言はできません。



『4.“ドラグサウルス”のような「〜〜の(がある)とき、〜〜する」の効果』


条件付発動のテキストです。当然「〜〜のとき」が満たされているのなら「〜〜する」で可能な限り実行しなければなりません。この時は『召喚時効果は発動した』とみなされます。『バースト』の宣言は可能です。


ですが「〜〜のとき」が満たされていないのなら「〜〜する」ではあっても効果を発揮する条件が満たされていないため効果は発揮されません。よって条件が満たされていないのなら『召喚時効果は発動していない』とみなされ『バースト』の宣言はできません。



『5.“鳳凰竜フェニック・ソード”のような「〜〜する。または〜〜する。」の効果』


BP4000以下のスピリットがフィールドに存在するものの、ネクサスが1枚も貼られていない状態で“鳳凰竜フェニック・ソード”を召喚し、ネクサスの破壊を選択したとします。
この場合も先に述べた『1.“獅龍皇子レオグルス”のような「〜〜する」の効果』と同じ処理となります。
「効果発動を可能な限り実行した、しかし対象がいなかった。」と言う処理が行われ、『召喚時効果は発動した』とみなされます。よって『バースト』の宣言は可能です。



これらは1週間以上前に回答を戴き、一昨日9月22日(午前)に再確認したところ同じ回答でした。
現時点では上記の考え方で処理をしていく事になります。




【2.いつ宣言するのか。できるのか。】


例えば“北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン”を相手が召喚し、召喚時効果の使用を宣言しました。
自分が【バースト:相手の『このスピリット/ブレイブの召喚時』発動後】のバーストをセットしていたとします。
バーストの宣言と同時にカードをオープンしなければなりません。


コレって微妙ですよね。もしバーストが“双翼乱舞”なら大差は無いのですが“爆烈十紋刃”の場合は、この後相手がどんなブレイヴを出してくるかで対象が変わります。
ではナビ回答を。



“北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン”の召喚時効果発揮を宣言したタイミングから、その召喚によって派生した全ての効果処理を終えるタイミングまでが『召喚時効果』です。よって効果処理終了までならいつでも宣言できます。


具体的に書きますね。


1.“北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン”召喚、召喚時効果発揮を宣言。 ココから宣言可能
2.相手は“アンフィスバエナー”を召喚。“北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン”でドロー。
3.“アンフィスバエナー”の召喚時効果発動で自分の“ドラグノ爆弾兵”が破壊された。
4.“ドラグノ爆弾兵”の破壊時効果発動、相手のスピリットを破壊した。
5.“北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン”召喚によって派生した全ての効果の処理が終了直前。 ココまで宣言可能
6.“北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン”召喚によって派生した全ての効果の処理が終了し、破壊されたスピリットがトラッシュに送られる。
7.バーストの効果が発揮される。


「5」の「終了直前」と言う表現は微妙であったかもしれませんが、他に上手い表現が無かったモノで。(苦笑)
ナビは「効果の処理が終了し、カードがトラッシュに送られるまでは宣言が可能ですので、両者でトラブルが無いようにしていただければ。」と言われました。


と言うわけで、比較的に宣言可能な時間は長めです。
例えば「2」のタイミングで“ホーク・ブレイカー”が出てきたなら“爆烈十紋刃”の使用は考えものです。


この辺は重要なプレイングかとも思えます。



とまぁ【バースト:相手の『このスピリット/ブレイブの召喚時』発動後】について書きました。
まだQ&Aにアップされておらず、今後の裁定変更も考えられなくも無いのですが、今の段階での回答としてご理解いただけたらと思います。


まだ疑問点も残っているのですが、それは「裁定」が出てから書きたいと思います。


では【バースト】の心理戦・・・・・「かけひき」をお楽しみいただけたらと思います。